お客さまとお話をしていると、がん保険って必要ですか？と質問されることがよくあります。
逆に、がん家系じゃないから入ってません。とおっしゃる方もいらっしゃいます。
がん家系と遺伝の真実
がんは遺伝子が傷ついて不死細胞ができる「遺伝子の病気」です。
「遺伝する病気」と思われがちですが、実際には遺伝が原因となるのはごく一部のケースです。
一般には、がんのリスクはライフスタイルや環境要因による影響が大きいです。
男性の3人に2人、女性の2人に1人が生涯で何らかのがんにかかると言われており、家族にがん患者がいること自体は特に珍しいことではありません。
✴私からみなさんに質問です。
【なぜ、がん保険に入るんでしょうか？】
普段お話しさせていただくお客様にも必ずと言っていいくらい質問する項目です。 みなさん返答に困っておられます（笑）
がん保険に加入する理由
多くの方ががん保険を検討する理由は、将来の医療費や収入への不安からです。
治療が長期間におよぶこともあり、費用がどの程度かかるか見通しが立たないため、経済的なリスクをカバーする目的でがん保険を選ぶ人が増えています。
✴がんの治療ってどんな感じなの？
出費面も合わせて考えてみましょう。
少し前までがんといえば死ぬ病気、治らない病気…外科的手術が主流であり、長期入院が当たり前でした。
入院していると働くことは難しく、予後も良くなかったため、がん保険は「入院日額◯◯円、一時金◯◯◯万」といったような、遺された家族に大きなお金を残すことができる形が多くみられました。
最新のがん治療とその費用
最近では、手術に加え、抗がん剤治療や放射線治療、重粒子線治療などといった多様な治療法が存在します。
これらは通院ベースで行えることが多く、入院費用がかさむ心配は軽減されています。
ただし、治療は数ヶ月に及ぶことが通常であり、その間の仕事や収入に影響を及ぼす可能性があります。
1回の治療費の平均
最近では、手術に加え、抗がん剤治療や放射線治療といった多様な治療法が存在します。
これらは通院ベースで行えることが多く、入院費用がかさむ心配は軽減されています。
がん患者さんの全体を見ると入院1割、通院9割です。
通院で治療できるということは、治療費も入院より少なくて済みます。
下記の表は健康保険等の公的医療保険制度が適用された後、
つまり患者さんが窓口で実際に負担する1回の治療費の平均額を算出したものです。
抗がん剤は通常3〜4週間を1サイクルとし、
明らかながんの進行がなければ4〜6サイクルを繰り返して行われます。
治療期間は数カ月にわたることが一般的です。
放射線の照射は土日と祝日を除き、毎日行うことが一般的です。
治療期間は病状や治療目的によって1日〜2カ月程度とさまざまです。
働けない時間と治療費でかさむ経済的負担
1回の治療費はそんなに高くないと感じても、それが何日あるのか、その間の仕事はどうなるのか、を考えるとお金に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
複数回の通院で累積的な負担となることが考えられます。
最近のがん保険は「月に1度でも入院または通院すれば◯万円受け取れる」といった形の治療給付型と言われるタイプがあります。
この仕組みだと通院の期間が長くてもお金を受け取ることができ経済的な支えとなります。
がん保険を選ぶ際に考えるべきこと
がん保険が必要かどうかは個々の家計状況や価値観によって結論は変わると思います。
がん保険自体は数百円から対策を取ることも可能です！
気になる方は専門家に相談し、自身のライフプランに合った選択をするのが良いでしょう。